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楼外楼のちょっと不思議なパンフレット [日本語・外国語]

「夏休み中国旅行記番外編(2)」です。

本編で紹介したように旅行2日目に行った杭州の西湖のほとりにある老舗レストラン「楼外楼」

お店のパンフレットがこちら。
IMG楼外楼01.jpg
IMG楼外楼02.jpg

↑上記のお店紹介の日本語部分を拡大するとこんな↓感じ。
img楼外楼.jpg
ちょっと文体が変ですが、そんなに間違っているというわけではありません。

でも、料理紹介になるとだんだん怪しくなってきます。

まずは、「西湖醋魚」「東坡肉」「龍井蝦仁」「番蝦鍋巴」の4種類。
IMG楼外楼03.jpg
「西湖醋魚」・・・別名”弟と兄嫁が伝える珍味”。言い伝えによると、兄嫁が義理の弟の送別の宴で、特に甘酢を用いて、魚を料理した。これは義理の弟に”幸せな時でも庶民の生活の大変さを忘れてはいけない”という寓意を込めたといわれる。
「東坡燜肉」・・・宋元佑年間、蘇東坡は杭州へ任官して、西湖の湖底をさらう工事に尽力し、蘇堤の竣工に至った。工事に参加した人夫を慰労するため、東坡は調理人にこの料理を作ることを命じた。醸造酒と豚肉をとろ火で煮込み、少量の水を足してさらに加熱する。絶妙な火加減でその旨味が出る。
「龍井蝦仁」・・・清明節前の龍井茶は”色は緑、香はよく、味は甘く、形は美しい”という四つの特徴で有名。この旬の茶葉と、肥えたむきエビをいっしょに煮る。色は美しく、味もおいしい。西湖のすがすがしさと、秀麗さを体現できる。
「番蝦鍋巴」・・・杭州の名物料理。別名”青天の霹靂”。音、色、趣のある特別メニュー。

次に「宋嫂魚羹」「蜜汁火方」「叫化童鶏」「蝦爆鱔背」の4つの料理。
IMG楼外楼04.jpg
「宋嫂魚羹」(魚入りの具たくさんあんスープ)・・・伝説によれば、南宋時代の淳煕6年、皇帝の趙構は西湖を遊覧しているとき、”宋嫂(宋の兄嫁)”という人の作った魚の羹(吸い物)を飲んだところ、大いに満足した。そこで、退勤と見せに掲げる旗を褒美として下賜された。ここから「宋嫂?羹」は首都京城(現在の杭州)で名をはせるに至った。
「蜜汁火方」・・・言い伝えによると、抗金の英雄、宗澤は故郷の浙江省義烏から、上京するとき、故郷のベーコンを貢ぎ物として皇帝に送った。宋の高宗皇帝は、このベーコンの肉が鮮やかで、火に似ていることから、「金華ハム」と名づけた。これはハム料理の真髄の名に恥じない美味で栄養に富むごちそうである。
「叫化童鶏」・・・伝説によれば、一人の乞食が飢えと寒さに迫られて、一羽のメスの鶏を盗んだ。泥で包んで、薪で蒸し焼きにしたところ、味は申し分なく、濃厚な香りがした。その後、製法が楼外楼にも伝えられ、さまざまな改良が加えられた結果、風味はいっそうよくなり、今日に至る。
「蝦爆鱔背」(海老と田うなぎ炒め)・・・鰻は色合いが明るくて黄色い。外がもろくて中が柔らかい。ニンニクの香あふれ、酸っぱく、甘くて口に合っている。材料は南を使って、料理方法は北の方法で作った杭州の伝統的な名物料理。


だんだん面倒になってきたので、以下抜粋。
IMG楼外楼05.jpg
脯雪黄魚・・・この料理は魚の腹が真っ白で、素地が柔らかく味がよい。イシモチが、まるで雪の中に倒れているようだ。
一品豆腐(野菜が付いている蒸気を発した豆腐)・・・この料理は素材にこだわっている、作り方も精細で、おいしく、雅な一品として知られる。
果子粥(フルーツのポリッジ)・・・味良く、甘い。口当たりもよく、柔らかい、宮廷菓子の一つである。


IMG楼外楼06.jpg
楼外楼醤鴨・・・楼外楼食品有限会社を代表する名品。醤油で煮込んだアヒルは肉の色がえび茶色で、香りがあって潤っている。塩辛さの中にも新鮮さがあり、あと味も申し分ない。これぞ杭州の伝統的風味。
「餐庁」”湖光連天運、山色上楼多”・・・楼外楼の窓から眺めると、湖中の三つの島、蘇堤の六つの橋、そして柳煙まで、その全てを目に入れることができる。「佳肴与未景共餐」の言葉が表すように、美味しい料理と美しい風景を両方同時に味わえるのは嬉しい。さらに、楼外楼では、著名な画家の作品の展示にも力を入れ、絵の鑑賞が料理の味を添える。

IMG楼外楼07.jpg


まあ、どうみても日本人が翻訳に関わっているとは思えませんが、それにしてはまあまあ健闘していると言っていいのではないかと思います。
少なくとも、中国語の説明文を忠実に訳しているのは確かなようです。

日本人の観光客も多いと思うので、いつの日か、よりまともな日本語になることを望みます。




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コメント 8

YAP

日本語訳は、私もなかなかがんばっていると思いました。
英語でもそうなのですが、微妙なニュアンスというか表現に、それぞれの言語で独特のものがあって、それを直訳しようとするとおかしくなっちゃうんですよね。
by YAP (2010-09-21 08:11) 

junko

今、翻訳業務に振り回されてる状態なので、アップ、アップ。
やってもやっても、次から次から・・・状態です。助けて~。
日中間、なんか緊張してますね・・・。
政治的にかけひきがあって・・・というのは、理解出来るんですけど、
何かあると、すぐ民間レベルまでいろいろ影響があるのが、
中国の理解出来ない部分です。
小学校にブロックを投げ込むって・・・どういうこと?って感じです。
by junko (2010-09-21 10:08) 

blue

こういうの大好きです!
間違ってはないんだろうけど、なんか歴史の教科書読んでるみたい。
ほんとがんばってると思います。香港なんか「どーにかしてよ〜!」とか「私でよければ訳しますが…」みたいなのが多いので。

by blue (2010-09-24 19:06) 

Lionbass

YAPさま
日本にあふれている英語には、もっと変なのはいくらでもあると思います。
まあ「人のことは言えない」と思います。<苦笑>
by Lionbass (2010-09-24 20:29) 

Lionbass

junkoさま
中国人や韓国人も、1人1人が「反日」なわけではないと思うのですが…。
日本でも、外交問題が起きると「嫌がらせ」みたいなことは結構起きてはいると思います。
ニュースにはなりませんが…。
by Lionbass (2010-09-24 20:32) 

Lionbass

blueさま
きっと日本語を勉強した人が辞書引きながら訳したんでしょうね。
楼外楼(杭州)に行ったのは2日目だったので妙に印象に残ったのですが、何日か滞在していたらこの程度では気にならなくなりました。(笑)
by Lionbass (2010-09-24 20:34) 

青沢東(QMY)

かなり頑張っている方だと思います。私が先生だったら、花丸を上げたいところですけどねえ。
抜粋されたメニューのパパイヤ料理の下のシュウマイのようなお料理の左にあるのは、赤いいか?!でしょうか…(笑)。宇宙人のようでとても気になりました。
by 青沢東(QMY) (2010-09-29 01:37) 

Lionbass

青沢東さま
確かに学生の日本語訳の試験だったら、まあまあの点数かも…。
ご指摘の料理の赤い部分は、たぶん伊勢エビの頭のところだと思います。
by Lionbass (2010-09-29 10:38) 

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