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コントラバスでバッハ『無伴奏チェロ組曲』 [音楽・楽器]

海外で活躍する日本人コントラバス奏者の演奏会を聴いてきました。

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石川滋コントラバス・リサイタル2010Solo
2010年7月22日(木)19時開演
東京オペラシティ・リサイタルホール
バッハ作曲
無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調(→イ長調)
無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調(→ホ短調)
無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調(→イ長調)

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IMG2010石川滋ちらし.jpg

石川さんは、慶応大学から桐朋音大を経て、エール大学やジュリアード音楽院で学んだあと、アメリカのオーケストラなどで活躍。
現在はスイスのベルン交響楽団で首席奏者を務めているということです。


この日のプログラムは、上記の通り、バッハの無伴奏チェロ組曲を1番から3番までという、意欲的というか超人的というか、とても大変そうな曲目。

楽器は、そんなに古く無さそうなバイオリンシェイプのもので、調弦は普通のソロチューニング。

上記の調性は、「→」の左が原曲(チェロ)で、右が実際に演奏したキーです。

チェロよりオクターブ下げているわけではなく、上記のように移調してコントラバスに弾きやすいキーになっていました。
下げていないということは、ハイポジションの嵐なわけですが、きわめて的確なポジション取りで、ある意味精密機械のような左手の動きでした。
音程の正確さのキープぶりには、圧倒されました。

ご存じのように、アルペジオ(分散和音)や重音、三重音がたくさん出てきますが、見事に「再現」していたと思います。

以前、「名曲探偵 アマデウス」のときに書いたように、この無伴奏チェロ組曲は、現代のチェロよりも小さい「ビオロンチェロ・ダ・スパッラ」という肩掛け式の楽器のために書かれたのではないかとの説もあるそうで、大きなコントラバスで弾くのは、かなりの困難を伴います。

全体を聴いてみて、「コントラバスでここまでできるんだ」という印象なのですが、裏返すと「あれほどの技術を持った人が超絶技巧を駆使しても、(コントラバスにとっては)これが限界か」ということになるのかも…。
技術的な面だけ見れば、「チェロで弾けばここまで苦労しないだろうに」と思ったりしました。

ということで、コントラバスでソロを弾くことの難しさを改めて感じさせられた演奏会でした。

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コメント 4

manamana

コントラバスは、縁の下の力持ちのイメージですが、
ソロのコンサートとは面白いですね。
ジャズだとソロパートで活躍できますね。
by manamana (2010-07-23 05:59) 

青沢東(QMY)

ほほ~!コントラバスの技術ってすごいもんがあるんですね。ということは、コントラバスが弾けるとチェロはもっと簡単に弾ける??
…すんません、素人なもんで…(苦笑)。
by 青沢東(QMY) (2010-07-26 22:07) 

Lionbass

コントラバス・ソロのコンサート、東京ではよくあるのですが、それでも月に1~2回ではないかと思います。
前回は、この↓リサイタルでした。
http://lionbass.blog.so-net.ne.jp/2010-06-04
by Lionbass (2010-07-27 15:54) 

Lionbass

青沢東さま
以前書いたことがあるのですが、コントラバスが大型バス(しゃれではなく)だとしたら、チェロはミニバンくらいの違いがあって、それぞれの難しさがあると思ってます。
(バイオリンはスポーツカー・・・。)
by Lionbass (2010-07-27 15:59) 

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