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「ルポ 貧困大国アメリカII」 [読書]

▼読み終わった本
*「ルポ 貧困大国アメリカII」
堤未果・著、岩波新書


ルポ 貧困大国アメリカ II

ルポ 貧困大国アメリカ II

  • 作者: 堤 未果
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/01/21
  • メディア: 新書

【帯紹介】
******************************

日本の近未来を暗示する
衝撃の第2弾!

オバマのもとで
希望へと向かっているのか?

******************************

「ルポ 貧困大国アメリカ」につづく堤未果氏の話題の本。
先日、「アメリカから<自由>が消える」も読んだばかりです。

またまた衝撃的な内容でした。
健康保険や学資ローンなどによって、アメリカの一般市民がいかに経済的苦境に追いやられているのかを取材していて、思わず「そんなバカな」と言いたくなるような事例が紹介されています。

日本の「事業仕分け」でも分かるように、「官」(役人)に任せていると、ろくなことにならないというのは確かだと思うのですが、では、民間に任せれば、効率的で公正な運営ができるのかというと、全然そんなことはない、というのがこの本を読むと分かります。

「官」がダメな理由は、「競争がない」とか「チェック機能が働かない」、「公務員(役人)が私利私欲に走っている」などいろいろあろうかと思います。
では、民間に任せれば「チェック機能」が働き、効率的で公正なものになるかというと、アメリカの金融機関のベラボーな役員報酬などを考えれば、残念ながらそうではなさそうです。
(巨額の役員報酬も、株主の承認を受けているはずです。少なくとも形式上は…。)

また、刑務所の服役者が安価な労働力として「活用」されている現状も、話自体聞いたことがほとんどなかったので、衝撃的でした。

小泉元首相の下で行われた「改革」が果たしてどのような国のあり方を目指していたのかは不勉強でよく分からないのですが、「アメリカ型を目指す」というのは決して勧められないな、というのが、この本を読んでの感想です。


▽購入した本
*「常用漢字の事件簿」
円満字二郎・著、NHK生活人新書


常用漢字の事件簿

常用漢字の事件簿

  • 作者: 円満字 二郎
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2010/05/07
  • メディア: 新書



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コメント 2

青沢東(QMY)

とあるところで議論されていたのですが、大阪の赤バスって100円で乗れるのですが、利用客がほとんど老人で無料パス!結局赤字が膨らんで廃止するかどうかということになった時、市民団体は「不便になる!」と大反対。ほんの一握りの人の便益のために、結局は税金として一人一人が負担しているということを認識しているのか?!そこのおばちゃん!!と思わず突っ込みそうになってしまったことを思い出しました。官がやっても民がやっても、すべての人々にとって最善のことなんてありえず…まあ、難しいもんですなあ。
by 青沢東(QMY) (2010-05-23 21:58) 

Lionbass

青沢東さま
アメリカにしろ日本にしろ、中国やインドを筆頭に世界のいろんな国との競争にさらされているわけで、国内の論理だけでは済まないのが難しいところですね。
今「フラット化する世界」を読んでいるので、改めてそう思いました。
by Lionbass (2010-05-27 17:15) 

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